せっかくの経験を忘れないうちに、年明けすぐにでもやるつもりだったんだけど、腰を痛めたりしたこともあって…。
(そば打ちはかがんだ姿勢が続くため、腰に負担がかかるのだ)
前回より約一月、ようやくのリターンマッチである。
今回は私のそば打ち工程を、簡単に記録しておこうと思う。
初回との違い、難しかったポイント…そんなことを記録しておけば、次回への反省材料にもなるだろう。
1.打つ前に
前回使った虎の巻・雑誌「dancyu」のそば特集。
たいへん参考になったとはいえ、そこはやはり、6ページほどの記事である。不足も感じたので、書店で新しい参考書を買ってみた。
無名蕎麦の会編「そば打ち入門~初めてでもこれならできる」…という本だ。
写真やテキストが豊富で、ちょっとしたコラムも役に立ちそう。
続いて、そば粉。
前回のそば粉は、正直なところ、あまり満足のいくものではなかった。用意してくれた実家の母には申し訳ないが、香りもあまり感じられなかったし。
そこで、今回はネット通販ショップ・信州手打ちそば処柏屋より、そば粉を取り寄せることに。
その名も「黒姫高原産 特選 石臼挽きそば粉」。ついでに、つなぎ粉と打ち粉も同じ店で調達する。
何しろ特選である。これで材料は完璧…失敗しても「粉が悪かった」という言い訳は利かない。
2.準備と計量
実家から持ち帰った道具一式を取り出してみたら、のし板に早くもヒビが入っていた。
このところの乾燥のせいか…気にせず、先に進むとしよう。
十割(そば粉100%)はおろか、二八(そば粉80%・つなぎ粉20%)でもシロウトには難しい、という虎の巻の仰せに従い、おとなしくそば粉70%くらいのそばを打つことにする。
分量は、そば粉250g+つなぎ粉100g。計350g。
合計500gで打つべしと書いてある入門書が多いようだが(今回用意した「そば打ち入門」にも、実はそう書いてある)、500gだと多すぎて手に余るのだ。
どう多すぎるのかは、後述する。
そば粉とつなぎ粉を軽く混ぜ合わせ、今回は「ふるい」で木鉢にふるう。
前回は行わなかった作業だ。手でかき回すよりも、粉がずっとよく混ざる。
3.水回し・こね
木鉢の粉に、水を数回に分けて注いでゆく。
粉が水をうまく含むよう、けしてこねてしまうことなく、指を立てて全体を混ぜるようにするのは前回と同じ。
水分量は、霧吹きで微調整。
粉がまとまり生地となったら、ようやくこね、練り上げていく。
この加水から粉をまとめる最中、もっと大きい木鉢だったらいいのに、と思う。
私の使っている木鉢は、直径30cmほどのかなり小さなもの。水回しの過程で、ともすれば粉が鉢からこぼれそうになる。
粉の分量を500gではなく350gにする理由、その1だ。
もっとも、もし大きな木鉢を使ったとしても、やはり粉は少なめの方がやりやすいはず。
4.のし・切り
生地を広げる「のし」の工程に入って、はたと気がついた。
前回、のし~切りを担当したのはツマだった。よって、ここからは未体験ゾーンなのである。
参考書を見よう見まねで、作業を進めていく。
ここで、粉の分量を500gではなく350gにする理由、その2。
私が使っているのし板は、1辺が60cmの正方形。粉350g分の生地をのした時の大きさは、1辺が50~55cm…ぎりぎりだ。つまり、それ以上は無理というわけ。
とはいえ、もっと大きなのし板があったしても、分量500gでは生地が広がりすぎて、扱いに困る可能性が高そうだ。やはり、分量は少なめが無難であろう。
そして、そば切り。
これがまた、思っているより難しい。ちっとも細く切れないのだ。
意外と力も必要で、包丁の当たる、人さし指の付け根あたりが痛くなる…。
と、いうわけで。第2回手打ちそば完成。
仕上がりは、ツマのホームページ・P-modeの雑記コーナーを参照あれ。
で、今回の出来なんだけど…。
味は悪くない。いや、かなり良いとさえいえる。
ツユをつけなくても、かなりの甘みが感じられるくらいの、しっかりした味に仕上がっている。
ただ、舌触りは…?
切り方がかなり太めなせいもあって、かなり固く感じる。それも、コシがあるというのではなく、ただ固い。
そばの醍醐味、つるつるっといった感じには、やや欠けるといわざるを得ない。
判定―粉はいいが腕はまだまだ。
いいそば粉を使って味そのものはそれなりに良くなったが、その分腕の未熟さが際立つ結果となった。
残念!…まあ、進歩はしているので、とりあえずヨシとしよう。
次回のテーマとしては…とにかく細く切る。
そうすれば、もっと舌触りがよくなるはずだ。
ちなみに…。
今回、いちばんよくできたと思ったのは、何を隠そう「そば湯」である。
これはうまかった。
そりゃそうだ。家庭用のたいして大きくもない鍋でそばをゆでれば、そば屋の大鍋よりも濃い、うまいそば湯ができるのは道理である。
そば粉そのままの味だし、腕は関係ないしね…とほほ。
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