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「銭」(鈴木みそ)を読んだ

フィクション作品の感想について…
「ネタバレ」には注意を払っているつもりですが、
それでも作品の内容に触れてしまうこともあります。
未見・未読の方はご注意ください。

しかしまー、どうしてこう金の話というのは面白いのか。

幽霊(生霊?)となった主人公を案内役に、各業種の金銭的実情を暴き出すという趣向である。
著者のフィールドだけに、「マンガ雑誌」と「同人誌」のエピソードはさすが。
そのほかの話は抽象的かつ情緒的で、作品としてはよく出来ていると思うが、「金の話」面での内容はやや薄めで残念。
まあ、あまり具体的には書けない事情が、あったりもするんだろうなー。

Amazon-Link…Beam comix「銭」(1) (2) (3) 以下続刊

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「江戸前」の定義決まる

このほど、水産庁による「江戸前」の定義が決定された。
(2005.8.23 読売新聞 オンライン版記事はこちら

記事によれば、元来「江戸前」は文字通り「江戸城の前」、つまり羽田沖から江戸川河口周辺までの沿岸部を指す言葉だったらしい。
しかし、現在そのエリアで漁業がほとんど行われていないことから、水産庁「豊かな東京湾再生検討委員会食文化分科会」では、江戸前を広く東京湾全体と定義することにしたそうである。

東京湾は大きく内湾と外湾に分かれるが、その外湾ではイセエビやアワビなど、それって江戸前のイメージとは違うんじゃない? という魚介類も捕れてしまう。
あまりに範囲を広げるのもどうか、という意見もあったようだが、江戸前寿司にはどうせ色々なネタが使われているのだからと、結局は上記のように定義を拡大した模様。

さらには「職人により芸術の域に高められた粋な料理」もまた、江戸前と認めてしまうのだそうだ。
江戸前の海域以外のネタで「江戸前寿司」の看板を掲げても、なんら問題ないとか…

こんなんだったら、定義とかいらないじゃん、別に―とか思ったり。
水産庁「豊かな東京湾再生検討委員会食文化分科会」とかいう長ったらしい名前の会合、税金で寿司食ったりして、なんだか楽しそうだよなあ。

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つくばエクスプレス開業

東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス(TX)」が、本日開業した。
(2005.8.24 毎日新聞 MSN毎日インタラクティブの記事はこちら

このTXの沿線あたりに、つい1年ほど前まで住んでいたんだけど…引っ越した今となっては、あまり縁のない、遠くの出来事となってしまった。
祭に参加しそこねたような、妙につまらない気分。

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「ゲッベルスの贈り物」(藤岡真)を読んだ

フィクション作品の感想について…
「ネタバレ」には注意を払っているつもりですが、
それでも作品の内容に触れてしまうこともあります。
未見・未読の方はご注意ください。

タイトルの通り、大戦末期の秘密兵器の謎から始まって、謎のアイドル、謎の殺し屋、謎の自殺、謎の政界黒幕…と、盛りだくさんな舞台装置の割に、実際には主人公の中年男があくせく駆け回るばかりの、かなりスケールの小さな展開。
10年以上前の作品とあってか、今となってはやや陳腐な設定もあったり。
しかも、話が進むにつれ、増してくるドタバタ感…落としどころはどこか、と思いきや。

ここまでシンプル&予定調和なラストだと、いっそ気持ちいい。
スラップスティックで、ラストはすとんとオチる…どこかで味わったカンジだと思ったら、著者は新潮小説新人賞受賞時、筒井康隆に高い評価を受けたという話。
あー、なるほど。わかる気がする。

Amazon-Link…創元推理文庫「ゲッベルスの贈り物」

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草野球日記 2005 vol.5

「人数が足りない」と知人Oさんに頼まれての、草野球助っ人参戦である。
バッカスメンバーのTさん・Iさんらも一緒だ。

試合は今年初の、というより何年かぶりかのナイター。
夏のナイターは気持ちいい!
虫は集まってくるけど…

さて。
外野フェンスの向こうから聞こえてくるのは、遠雷か、それとも花火大会か…などとボンヤリしているうちに、試合はいつしか最終回表。私に、この日一番の見せ場がやってきた。
同点・2死満塁・カウント2-3。
相手ピッチャーから放たれた高め速球に強振! 空振り!
私の見せ場は終わった…

結局、試合は引き分け。
助っ人らしい活躍は出来なかったものの、まあ負けなかったのでヨシとしよう。なんて、勝手にヨシにしちゃイカンけど。
このごろ調子上がらないんだよねー。バッティングセンター行かなくちゃ…

とはいえ、久しぶりに会う人もいて、楽しい試合でした。
やっぱ草野球はいいなあ。

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「姑獲女の夏」(京極夏彦)を読んだ

フィクション作品の感想について…
「ネタバレ」には注意を払っているつもりですが、
それでも作品の内容に触れてしまうこともあります。
未見・未読の方はご注意ください。

映画化もされ、話題ということで、未読だった京極夏彦を読んでみた。

すごい。
何がすごいって…

メインの「探偵役」以外に、別の探偵が出てくるのがすごい。
それも、金田一における等々力警部のようなマヌケな役回りではなく、それはそれで名探偵なのがすごい。
なのに、「探偵役」はそのサブ探偵を遙かに凌駕する「超」探偵であるのがすごい。

「ワトソン役」が、事件と深く関わってしまっているのもすごい。
それも、こっちが考えるよりもずーと深く関わっていて、この物語のいわば「主人公」であるのがすごい。

さらに…ミステリなのかホラーなのかオカルトなのか、ジャンルを越えてしまっているのがすごい。
古典ミステリ的解釈でいえば、ほんの一言で終わってしまうトリックに、これだけの説得力を持たせてしまう「力業」がすごい。

いやー、すごかった。

ただ、気になるのは…1作目がこう「すごい」話なのはいいとして、2作目以降、シリーズとしてはどんな感じで進めているのだろうか?
読んでみりゃわかるか。

Amazon-Link…講談社文庫「姑獲鳥の夏」

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不吉な数字…4

「4」という数字は「死」につながるってことで、不吉とされているわけだ。
だから、昔のアパートなんかでは部屋番号に「4」を使うのを避けて、3号室の次が5号室だったりしたんだけど、さすがに最近はそういうのも見かけないな~…と思っていたら。

先日、ツマの実家に遊びに行ったときのこと。
山陰の夏の味覚を堪能し、大満足の帰りの国内線旅客機内。座席番号を順に確認していくと…あれ? 4列目がない?
間違いない。3列目の次は5列目となっている。4列目は見あたらない。

これまで何度も乗っている空路だが、これは知らなかった。
今回はたまたま、自分の席が6列目で、問題の「4列目」と近かったから気づいたのだ。

飛行機という科学技術の最先端なところで、こんな縁起が担がれているとは…意外ではあるけど、人を安全に運ぶというその目的を考えると、分からないでもない。
車の運転席にぶら下げられた「交通安全のお守り」と、同じようなもんかな。

なお、ほかに不吉とされる数字…「9」「13」あたりの列数が存在するのかどうかは、未確認。
今度、よく見てみよう。
(などといいつつ、もしかすると、けっこう常識的なことだったりして)

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